腕がだるい、重いと感じる時に考えられる原因と、その解消法とは?

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腕は肩や首の筋肉、神経と繋がっているため、腕がだるい、重いと感じる原因は単なる血行不良から筋肉や神経の異状、妊娠や生理、加齢や外傷、精神的な要因など実にさまざまです。

ここではそんな腕がだるい、痛いと感じる原因が一体何なのか?考えられる原因と対処法をご紹介いたします。

腕がだるい、重いと感じる原因とは?

腕がだるい、重いと感じてしまう原因はさまざまですが、腕とは直接関係がない不調腕に関係する不調の2つに大きく分けることができます。

表1、腕と直接関係がない不調と、腕に関係する不調の主な原因

腕とは直接関係がない不調 関節痛や筋肉痛を伴う風邪やインフルエンザなどの病気
肝臓や膵臓などの内臓疾患
更年期障害
妊娠や生理によるホルモンバランスの乱れ
精神的な要因(うつ病、自律神経失調症)など
腕に関係する不調 首や肩、腕の筋肉や神経、関節といった整体系の不調
外傷
血行不良など

腕とは直接関係がない不調と関係がある不調を見分けるポイント

風邪やインフルエンザ、または内臓疾患など腕に直接は関係のない事が原因で、その痛みやだるさが関連痛として腕に現れてしまうことがあります。

そういった症状と腕と直接関係のある不調を見分ける1つの判断基準が「腕がだるい、重い以外の症状の有無」です。

風邪やインフルエンザなどの病気や内臓疾患などは、腕のだるさや重さだけではなく発熱や悪寒、吐き気や嘔吐、咳や喉の痛みといった他の症状を伴うことがほとんどです。

一方で、腕と直接関係する不調の場合には、腕がしびれたり、痛んだり、重かったりと他の症状を伴うことがあまりありません。

そのため、大まかではありますが、他の症状が現れる場合には病気や内臓疾患の可能性が高く、腕以外にほとんど症状が見られない場合には腕に直接関係する不調が原因となっていると見分けることができます。

症状で見分ける!腕がだるい、重いと感じる原因

風邪やインフルエンザ、または内臓疾患など腕とは直接関係がない事が原因である可能性が高ければ、その病気や疾患を直すことが腕のだるさや重さを解消することにつながってきます。

しかし、それらが原因によって引き起こされる症状は多岐に渡り、それを見分けていくことは非常に難しいと言えます。

そのため、腕がだるい、重い以外に何か明確な症状がある場合には、一度専門医に相談してみることをおすすめします。

一方で、腕に直接関係のあるだるさや重さなどは、症状によってある程度絞り込むことができ、ご自身でも対処できたり、痛みを和らげたりすることもできます。

ここではそんな腕に直接関係のあるだるさや重さにフォーカスして、症状でどのように原因を見分けて行けば良いか、またその予防方法や解消が期待できる方法などをご紹介いたします。

腕がしびれる場合に考えられる原因とは?

腕のだるさや重さ、痛みと共にしびれを感じる場合には、姿勢の悪さにより起こる首や肩、腕の筋肉の硬直や、骨の変形などにより神経や血管が圧迫されている可能性が考えられます。

こういったしびれがある場合には、椎間板ヘルニアや、女性に多い胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)などが原因として疑われます。また、血行不良を招く病気として閉塞性動脈硬化症も疑われます。

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)とは?

骨と骨のつなぎ目にはクッションの役割を果たす軟骨が挟まっています。

老化や姿勢の悪さなどによって通常とは違う過剰な力がかかりすぎると軟骨が骨と骨の間におさまっていた軟骨が飛び出して突起してしまいます。

これが頚椎の神経を圧迫することによって首や肩、腕などに痛みやしびれを引き起こしてしまいます。これが変形性頚椎症です。

老化によって骨が弱くなったり、または姿勢が悪いことが原因で起こります。

主な症状は腕から指先までビリビリと電気が走るような痛みとしびれが初期症状として現れ、やがて手の感覚が鈍くなったり、腕に力が入らなくなったりします。

また、これが悪化してしまうと頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)になってしまい、しびれや痛みが全身に現れてしまう可能性がありますので、腕にしびれを感じた場合には、早めに整形外科を受診するようにしましょう。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)とは?

胸の第一肋骨と鎖骨の間にある筋肉の隙間を胸郭(きょうかく)といいます。

この隙間には心臓からの血管と、首の脊髄から枝分かれした神経の束が通っており、これらが圧迫されることによって腕や肩、首回りにしびれやこり、重さ、だるさといった症状が現れます。これが胸郭出口症候群です。

主になで肩で華奢な女性猫背や巻き肩など姿勢の悪い方がなりやすい病気です。生まれつきなりやすい方もいらっしゃいます。

頚椎椎間板ヘルニアとは?

背骨と背骨の間には、椎間板(ついかんばん)と呼ばれるものが挟まっています。

この椎間板が緩衝材の働きをすることで背骨にかかる衝撃や負荷をうまく吸収しているからこそ、私たちは日常生活で重いものを持ったり、体を曲げたりすることができているのです。

この椎間板が変形し、中の髄核が外に飛び出してしまい、それが脊髄の神経を圧迫することによって痛みやしびれなどの症状を引き起こします。これが頚椎椎間板ヘルニアです。

代表的な症状としては、首の後ろにかけてから肩甲骨の部分、また腕にかけての痛みやしびれです。悪化すると首が動かせなくなってしまったり、後頭部の痛みにまで発展してくる可能性があります。

主に加齢により椎間板の変形が始まった30〜50代の男性に多く見られる病気です。激しい運動であったり、急な動きなど強い力が加わった際に起きやすいと言われています。

脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)とは?

脊髄空洞症とは、脊髄の中心に空洞ができてしまい、それが脊髄神経を圧迫してしまうために起こる病気です。主に手の力が入らない、温度など感覚がなくなる、またしびれなどが症状として起こります。

20〜40代で発症することが多く、原因は先天性の異状と考えられています。また髄膜炎や腫瘍、脊髄損傷といった病気の後遺症として生じる場合もあります。

こちらはあまり、確率的には高くありませんが、しびれを通り越して感覚がない、手に力が入らないなどの症状が出た場合にはこの脊髄空洞症が疑われます。

閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)

閉塞性動脈硬化症は、手足の血管が硬くなり、手足の末端の毛細血管へ血液がうまく流れなくなってしまう病気です。

足に現れた場合には、一定期間歩くと足の痛みにより歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになるといった間欠性跛行(かんけつせいはこう)という独特の症状が現れます。腕に現れた場合には、手のしびれや痛み、冷えなどの症状が現れます。

主に老化によって起きやすい病気で、50〜70代の男性に多い傾向があります。

指や腕が重くて動かしづらい場合に考えられる原因とは?

近年はパソコンやスマートフォンの普及により、手の指を酷使することが多くなりました。

腕が痛いというより指や腕になんとなく違和感があったり、指や腕がいつもより重く動かしづらい感覚があった場合には、腱鞘炎(けんしょうえん)が疑われます。

腱鞘炎は筋肉と骨を繋ぐ腱鞘(けんしょう)に包まれていますが、手を酷使すると腱が摩擦で炎症を起こしてしまいます。これにより初期症状として腕のだるさや重さが現れ、放置していると徐々に痛みへと変わっていきます。

腕のだるさ、重さが長期間続く場合に考えられる原因とは?

腕のだるさはや重さは、疲労などが原因であれば休息によってだるさや重さは改善されていきます。

しかし、腕のだるさや重さが痛みやしびれに変わらずに長期間続く場合には、何か他の病気が隠れている場合がありますので、一度医療機関を受診することをおすすめいたします。

腕のだるさ、重さの解消法・予防法

腕のだるさや重さは内臓疾患やその他腕に直接関係のない病気が原因でない限り、主に姿勢の悪さ(猫背や巻き型)血行不良筋肉の緊張、または急に動くことによって起こります。

そのためまずは「姿勢を矯正すること」「血行を良くする」「腕のだるさに効くツボを押す」ことによって腕のだるさや重さの予防や解消に繋がります。

※痛みや痺れがある場合は自分でマッサージやツボ押しなどの対処は逆効果になってしまうこともありますので、腕の痛みや痺れがある場合には医療機関を受診するようにしましょう。

【解消法・予防法1】姿勢を矯正する

主に猫背巻き肩など姿勢が悪いと、筋肉や骨と骨の間に余計な負荷がかかってしまい、腕のだるさや重さ、痛みにつながる病気を発症してしまいやすくなります。

猫背や巻き肩は簡単なストレッチを毎日行うことで、少しずつ改善していくことができるので、ぜひ次の動画のストレッチを実践してみてください。

仕事中など、姿勢がどうしても悪くなってしまうような長時間のデスクワークの合間にも簡単にできるストレッチです。

猫背改善ストレッチ

[youtube id=d0Bm0pO0i5E]

巻き肩改善ストレッチ

[youtube id=MWH5Pnfv-GU]

また、しっかりと姿勢矯正ストレッチを行いたいという方は次の動画のストレッチがおすすめです。実際にやると筋肉痛になるくらい効きます。

[youtube id=D2F4dQE-cbs]

【解消法・予防法2】血行を良くする

「血流がすべて解決する」「病気は血流をよくして直す」といったタイトルの書籍が販売されているほど、血行不良は実にさまざまな病気や不調の原因にかかわっています。

腕のだるさや重さも腕や肩、首などの血行不良が原因である場合が多く、血行を良くしてあげることで腕のだるさや重さが改善される場合も多いようです。

そもそも血行不良とは、ストレスや姿勢の悪さ、長時間のデスクワークなどで筋肉が緊張し、硬直。それが血管を圧迫することによって発生します。そのため、血行を良くするポイントは「筋肉の緊張をほぐす」ことです。

筋肉の緊張をほぐす方法は色々存在しますが、手軽にできる方法としては「腕や肩、首まわりを温める」ことです。

温めることで筋肉の緊張がほぐれるだけではなく、血管が膨張し血行がよくなります。首や肩、腕周りの血行が良くなることで結果的に腕のだるさ、重さを解消する効果が期待できます。

温める方法として一番一般的なのが「お風呂」ですが、温めるグッズを用いることでいつでもどこでも腕のだるさや重さに対処することができます。そんな温めるグッズの中でもおすすめなのが、めぐりズムの「蒸気の温熱シート」です。

袋からシートを出して、腕や肩、首など好きな箇所に貼るだけで簡単に「温める」ことができます。

5〜8時間暖かさが継続するので、仕事終わりなどのリフレッシュアイテムとして適しています。

また、他にも、他の商品に比べて次のような特徴があるため、その使い勝手の良さ、携帯性の良さ、などからデスクワークが主なサラリーマンやOLの方、また長時間立ちっぱなしの仕事をされている方、赤ちゃんなどを抱っこしたりすることの多い主婦の方など腕や肩、首の不調を抱えやすい方におすすめです。

  • 使い捨てで、携帯に便利
  • 電子レンジなどで温める必要がない
  • 首専用などではなく、シートを首や肩、腕などを好きな場所に使える

血行を良くする効果が期待できる栄養素

直接患部を温めるだけではなく、体の中から全身の血行を良くすることでも、腕のだるさ、重さの改善が期待できます。その方法の一つが「血行を良くする効果が期待できる栄養素を取る」ということです。

また、それを暖かい飲み物として飲むとさらに体の中から温まり、体の中から血行不良改善が期待できます。

そのため、血行に良い栄養素は次の表のように沢山ありますが「温かい飲み物として取れる」栄養素を選ぶのがおすすめです。

表2、血行不良改善が期待できる栄養素

血行不良改善が期待できる栄養素
ショウガオール、ジンゲロール、カプサイシン、鉄、オメガ3脂肪酸(アラキドン酸、DHA、EPA)、ナイアシン、イチョウ葉、アリシン、ケルセチン、ビタミンE、など

血行改善に効果が期待でき、なおかつ温かい飲み物として取れるおすすめの栄養素が「ショウガオール」「ジンゲロール」です。

これは「生姜(しょうが)」に主に含まれる栄養素です。

ショウガオールには、全身の血行を良くする作用があり、ジンゲオールには末梢の血管を広げてくれる作用があります。

そのため、この2つの栄養素を取ることで血行の改善が期待できます。

また、これらの栄養素は生姜に熱を加えることによって生み出されるため、温かい飲み物や、温かい食べ物として取らなければ「ショウガオール」と「ジンゲロール」を取ることができません。

さらには、一見市販の「しょうが湯」を飲めばいいのでは、と思ってしまいがちですが、市販のしょうが湯はフリーズドライ製法で作られていることが多く、ショウガオールとジンゲロールをあまり多く取り入れることが期待できません。

そのため、ここでは乾燥生姜粉末を普段飲む紅茶やお茶、お味噌汁、またはお白湯などに入れて飲んだり、または食事の中に少し加えて食べることをおすすめいたします。そうすることで日常生活の中に自然と生姜(しょうが)を取り入れることができます。

また、生姜は生よりも乾燥させた方がショウガオールが増えるため、血行を良くするために「ショウガオール」と「ジンゲロール」をしっかり取りたいという方には乾燥生姜粉末をおすすめいたします。

中でも量が入っており、比較的安く、味がしっかりしていると評判なのが、NICHIGA(ニチガ)の「しょうが粉末」です。

また「ぬるいくらいの温度」がショウガオールとジンゲロールの量が同じくらいになるため、お湯の沸騰時や食材の加熱時に入れるよりは、調理後の飲み頃、食べごろの温度の時に少し加えた方が良いとされています。



血行を良くする効果が期待できる漢方薬

「腕がだるいだけなのに漢方薬?」と驚かれる方も多いと思いますが、実は漢方薬はドラッグストアなどに売られている西洋の薬とは違い、ピンポイントで病気の原因を治すのではなく、血行や胃腸、肝臓など体のあらゆる機能の調子を整えて、結果として病気の改善に繋げるお薬です。

そのため、発熱などの症状がなくても、肩こりや腰痛などに処方されることがよくあります。漢方薬の中には血液の流れを良くし、体を芯から温める作用を持っているモノもあり、そういった漢方薬を使うことでも血行改善が期待できます。

そして結果的に腕のだるさや重さの改善に繋げていくという方法もあります。

漢方には実に様々な種類がありますが、体を温める作用のある生薬や、血行を良くする作用のある生薬が含まれる「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」が一般的です。

ただし、胃腸が弱い人は稀に悪心や下痢などが副作用として起こる場合がありますので、胃腸が弱い方には、「人参湯(にんじんとう)」などがおすすめです。

ただし、人参湯(にんじんとう)は以下の方は使用できませんのでご注意ください。

  • 高血圧の方
  • アルドステロン症の方
  • ミオパチー(筋肉障害)の方
  • 低カリウム血症のある方

※漢方薬は副作用が少ないといっても、体質によっては副作用がまれに出る場合もあります。もし、副作用が出た場合にはすぐに漢方薬の使用を中止してください。

まとめ

いかがでしたか?腕がだるい、重い原因は実にさまざまですが、まずは腕のしびれがないかどうか、また手に力が入らないなどの症状がないかどうか、発熱など他の症状がないかどうかをしっかりと見極めることが、腕のだるさと重さの解消の第一歩です。

仕事で腕を酷使したり、長時間のデスクワークで血行が悪くなりがちであったり、姿勢が悪い人などは、ストレッチや血行に良い栄養素を取るなど、日頃から血行不良になりにくい、すなわち腕のだるさ、重さに繋がりにくい体づくり、生活習慣を心がけていくとより効果的です。

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