腹痛と発熱が同時に起こった時に考え られる5つの原因とは?

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私たちが発熱する原因は、風邪やインフルエンザなどの感染症から、内臓の不調、または心因性の自律神経の不調など実に様々です。

その発熱が一体何が原因で起きているモノなのか?

判断の1つの指標として発熱以外の症状が挙げられます。

ここでは、発熱と同時に腹痛が起きた場合、どのような原因が考えられるのかについてご紹介いたします。

発熱の原因を突き止める3つのポイントとは?

冒頭でご紹介させていただいた通り、発熱は次の通り、実に様々な原因で起こります。

  • 長引く風邪やインフルエンザなど
  • 生理や妊娠など
  • 病気
  • 自律神経の乱れ

それが一体何が原因で起きている発熱なのかを見分けるポイントは「女性であるかどうか」「熱が続く期間」「熱以外の症状」次の3つです。

「熱以外の症状」として腹痛を引き起こしている場合には、発熱と腹痛を併発するものに原因を絞ることができるので、発熱の原因究明に役立ちます。

※本サイト別記事にて、発熱のメカニズムについて詳しく解説しておりますので、参考に合わせてお読みください。

【関連記事】「微熱が続く時の原因と対処法とは?」(易しめ)
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腹痛の種類とは?

実に様々な原因で腹痛は引き起こされますが、それらを分類すると「内臓痛」「体性痛」「関連痛」に分けることができます。

それぞれ痛みの特徴などをご紹介します。

表1,腹痛の種類と特徴

腹痛の種類 痛みの原因 痛みの特徴 痛む場所 他の症状
内臓痛 胃や腸などの内臓が伸びたり縮んだりする際に生じる痛み キリキリという痛みが繰り返し起こる 漠然としている 吐き気、冷や汗など他の症状を伴うこともあります。
体性痛 体の中の炎症が原因で生じる痛み 突き刺すような強い痛みが長い時間続く。動くと響くのも特徴。 場所がはっきりしており、炎症を起こしている場所を押すと痛む  –
関連痛 他の箇所の炎症の痛みが大きすぎる際に別の部位に生じる痛み 鋭い痛み  炎症のある箇所と関連のある皮膚や筋肉  –

発熱と腹痛が併発した時に考えられる原因とは?

腹痛を併発する発熱と言ってもその原因は様々です。

ここではそんな中でも主な原因として7つの原因をご紹介いたします。

虫垂炎

虫垂炎はいわゆる「盲腸」と呼ばれる病気です。

虫垂とは盲腸の先の5〜10cmほどの突起で、ここが炎症を起こすことで腹痛を引き起こします。

先ほどの3つの種類の中で「体性痛」にあたる腹痛です。

ヘソの周りから痛みが始まり、24時間以内に痛みが右の下腹部のあたりに移ってきます。

発熱と強い痛みが長時間続くため、非常に辛い病気です。

放っておくと、腹膜炎や虫垂の破裂、敗血症など重症化してしまう可能性もありますので「この腹痛は辛くて長く続く・・・」と感じたらすぐに病院に行って対処することが必要です。

胆のう炎

胆のう炎は胆石と密接に関わりのある病気です。

胆石とは、肝臓で作られる胆汁という物質が固まってできた石ころのことで、これが胆汁の流れを止めてしまうために起こってしまう細菌感染症が胆のう炎です。

胆のう炎の主な症状は発熱と腹痛と黄疸で、みぞおち周辺が痛むのが特徴です。

これは、先ほどご紹介した3つの種類の中で「内臓炎」に当たる腹痛を引き起こします。

胆のう炎は進行すると胆のうの摘出手術など大掛かりな対処が必要となる可能性がありますので、発熱とみぞおち周辺の激しい痛みがでた場合には、速やかに病院に行って対処することが必要になります。

胃腸炎

胃腸炎はその名の通り、胃腸が炎症を起こす病気です。

胃腸炎の中でも細菌やウィルス、寄生虫などに感染することで起こる胃腸炎を感染症胃腸炎と呼び、発熱と腹痛、またその他にも下痢や吐き気、嘔吐などの症状が現れます。

感染症胃腸炎は、食中毒など細菌性、ウィルス性などの総称で、有名な赤痢やコレラ、ノロウィルス、ブドウ球菌、サルモネラ菌、O-157などもこの感染性胃腸炎の一種です。

これらに感染すると、腹痛と共に発熱や下痢、吐き気などを伴います。

先ほど3つの種類の中で「内臓痛」に当たる腹痛です。こちらも早めの対処が命運を分けますので、発熱と共にいつもと違う激しい痛みをお腹全体や下腹部に感じたらすぐに病院に行って対処することが必要です。

膵炎(すいえん)

膵炎は胆のう炎の原因ともなる胆石や、アルコールの過剰摂取によって膵臓に炎症が起こる病気です。

これは先ほどご紹介した3つの種類の中で「内臓痛」に当たる腹痛です。

上腹部(特にみぞおちからお腹の左上部分)に強い痛みを感じることや、合わせて吐き気や嘔吐、背中の痛み、腹部の膨張感、食欲不振などを生じるのが特徴です。

食後数時間後に現れることが多く、急性膵炎の場合には命に関わることがあるため、早めの対処が必要になります。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

腎盂腎炎は細菌やウィルスなどに腎臓が感染することによって炎症を起こしてしまう病気です。

尿道が男性に比べて狭い女性に圧倒的に多く、発熱(38℃以上の高熱の場合が多い)や腹痛はもちろんのこと、その他にも脇腹の痛みや悪寒、吐き気、嘔吐、全身の倦怠感、残尿感、頻尿、血尿、背中や腰の痛みなど様々な症状が起きる可能性があります。

腹痛としては、主に下腹部を圧迫するような痛みが特徴的で、先ほどご紹介した3つの種類の中で「内臓痛」に当たる腹痛です。

膀胱炎と症状が非常によく似ているため勘違いされやすい病気の一つですが、判断する基準は「発熱の有無」です。膀胱炎は発熱を伴うことはありません。

こちらも早めの対処によってその後の治療が楽になったりしますので、違和感を感じたらすぐに病院に行って対処することが必要です。

まとめ

いかがでしたか?

発熱の原因は数あれど、腹痛を伴うという判断基準によって大きくその原因を絞ることができます。

しかしどの腹痛を伴う病気もご自身の対処よりも、医療機関での早めの対処が何より大切です。

もし、発熱と共に腹痛を感じるのであれば、一度病院に行って診察してもらうことが何よりの対処法と言えます。

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