朝から体がだるいのは病気? その原因とおすすめの対処方法!

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「朝から体がだるくてしょうがない」「体が重い」「寝起きが悪い」と悩んでいる方は多いと思います。中には「ひょっとしたら何か病気の兆候なのでは?」と心配してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか

ここではそんな朝がだるいと感じてしまう原因やおすすめの対処方法についてご紹介いたします。


病気か病気じゃないかを分けるサインとは?

もともと人間は、寝起きから3時間は脳のアイドリング中であるため、だるさや重さを感じることがあります。そのため「毎朝だるくてしょうがない」という方も実はこのアイドリング中であるが故にだるさを感じているだけで、病気やそれほど心配する必要がない可能性もあります。

まずはそのだるさが病気なのか、病気ではないのかを判断することから始めることが大切です。病気であるか、否かを判断するためには次のような基準で考えてみると良いでしょう。

  • 発熱があるかどうか
  • 吐き気があるかどうか
  • 頭痛があるかどうか
  • 朝だけでなくだるさが1日中続く、またはずっと続く
  • だるさが耐え難い場合

病気の場合には発熱や吐き気、頭痛など症状が現れる場合や、だるさが朝だけではなく1日中続いたり、そのだるさが耐え難いほどのものであるなど、病気のサインが隠れています。まずは病気なのかどうかを判断して、病気である可能性がある方は医療機関を受診するようにしましょう。

朝から体がだるい4つの原因と対処法とは?

朝から体がだるいと感じるのには実にさまざまな原因があります。しかしそのほとんどが、病気を除けば、何らかの原因によって睡眠の質が低下したこと、または偏った食生活が最大の原因です。

睡眠は非常にデリケートなものなので、毎日の食生活や生活リズムなどによってすぐに質が落ちてしまいます。その結果朝にだるいと感じてしまったり、体が重く感じてしまったりします。

まずは一体どのようなことが私達の睡眠の質を低下させているのか、主な6つの原因とその対処法ををご紹介いたします。みなさん自身の日々の生活と照らし合わせながら見てみてください。

【原因1】食生活の乱れ

体のだるさに大きく関係するのが食生活の乱れです。インスタント食品やレトルト食品、ファーストフードなどばかり食べていたり、スナック菓子や炭酸飲料など間食が多かったりすると、栄養バランスが偏り、体にさらまざまな影響を及ぼしてしまいます。「栄養バランスが乱れていますよ」という1つのサインが「体のだるさ」なのです。

食生活の乱れは不足、と過剰摂取の2つに分けることができます。では、一体どのような栄養素が不足しがちなのか、または過剰摂取しがちなのかを見ていきましょう。

現代人に不足しがちな栄養素

ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル(鉄分・カルシウム・マグネシウムなど)など

ビタミンは糖質をブドウ糖に分解する時に必要なビタミンB1などを始め、食事によって取った栄養素を体内に吸収しやすくしたり、免疫力を向上させ病気を予防したり、血液の流れをスムーズにしたり、人間が生命維持をする上で必要不可欠な栄養素です。ビタミンが不足すると栄養素が吸収できなかったり、病気にかかりやすくなったり、何より体調不良を起こしやすくなり、体がだるいと感じてしまいます。

♦ビタミンを含む主な食材・・・野菜、豚肉、魚介など

また、ミネラルは私達の体を形づくるために必要不可欠な栄養素です。鉄分は血液を、カルシウムは骨を作る働きがあります。また、マグネシウムはカルシウムと共に骨を強化してくれる働きがあります。また、それだけではなく、疲労回復の手助けをしたり、精神を安定させたり、イライラを押さえたりなど私達の体や精神を整える働きもしてくれます。ミネラルが不足すると、心身共に疲れやすくなったり、イライラしやすくなったり、さまざまな影響が出てきてしまいます。

♦ミネラルを含む主な食材・・・乳製品、海藻類、大豆類、緑黄色野菜など

現代人が過剰摂取しがちな栄養素

糖質・カフェイン・アルコール・水分など

栄養素は不足しても体がだるくなりやすくなりますが、過剰に摂取するのもよくありません。中でも現代人が過剰摂取しやすく、体がだるい原因となりやすいものが、炭水化物や甘いものに多く含まれる「糖質」、コーヒーに多く含まれる「カフェイン」、「アルコール」です。また栄養素ではありませんが、「水分」を積極的に取る人が少なくなっている昨今、「水分」も不足しやすいものの一つです。

糖質は、取ると元気になるため、体のだるさを甘いものをはじめ糖質の摂取によって乗り切ろうとする人が多いと思います。しかし、摂取しすぎると血糖値が急激に上がり、そこからインスリンが大量分泌されるため、一気に血糖値が乱高下します。

これにより体のだるさや急激な眠気を感じることがあるのです。また、糖質が体内に吸収されるためには「ブドウ糖」に分解しなければなりません。その際に多くのビタミンB群を使ってしまうため、ビタミン不足になりやすくなります。そのため、適度な糖質を取る分には問題ありませんが、とりすぎには注意するようにしましょう。

♦糖質を多く含む食材・・・麺類、ごはん類、菓子類、炭酸飲料など

カフェインは摂取して30分後から、8時間以上も覚醒作用があると言われています。そのため、寝る前に飲むのはもちろん、日中に多く摂取してしまうと、夜の睡眠の質を大幅に下げてしまう可能性があります。また摂取しすぎは逆に頭痛や体のだるさ、貧血などを誘発してしまいますので、適度に取るように心がけましょう。最近流行しているエナジードリンクにはコーヒー以上のカフェインが含まれていますので、美味しいからと言って飲み過ぎないようにしましょう。現にエナジードリンクの飲み過ぎによるカフェイン中毒死も報告されています。

♦コーヒーの適量・・・1日3〜4杯

アルコールの過剰摂取は、肝臓に負荷をかけたり、利尿作用によって水分が不足したりすることから、血行が悪くなり結果として体がだるくなってしまうことがあります。また、アルコールの過剰摂取すると脳の中枢が麻痺してしまうため長い時間寝たとしても、質の高い睡眠が取れなくなってしまいます。

アルコールもカフェインと同様に適量を摂取する分には体に良い効果があると言われていますが、過剰に摂取することは体に毒以外何者でもありません。

♦アルコールの適量・・・1日純アルコール20g程度
※ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎0.6合、ウィスキーダブル1杯、ワイン1/4本

水分は私達の体の約60〜65%を占めています。また、血液やリンパ液がさらさらとスムーズに流れるのも水分のおかげです。例えば血液の半分は血漿(けっしょう)と呼ばれる液体で出来ており、そのほとんどが水分によって出来ています。この水分が不足してしまうと、血液やリンパ液がどろどろになり、血行やリンパ液の流れが悪くなってしまいます。

結果として体中がだるくなったり、むくみやすくなったり、体中がこりやすくなってしまいます。そのため、毎日積極的に水分を取っていくことが大切です。

♦水の適量・・・1日3リットル
※飲み過ぎや一気飲みはかえって血液を薄めすぎてしまうためNG

【原因2】生活リズムの乱れ

夜更かしや、徹夜、昼夜逆転生活など、生活リズムは睡眠の質に大きく影響します。人間の体は朝日を浴びて約14〜16時間後に眠気をもよおすように出来ているため、ちょっと夜更かしするだけでも、眠気をもよおす時間が変わってきてしまうため、睡眠の質が大きく低下してしまいます。また、同時に体への負荷も大きいため、疲れが取れにくかったり、疲れやすかったり、様々な悪影響を及ぼしてしまいます。結果的に質の高い睡眠が取れずに朝から体がだるかったり、体が重いと感じてしまいます。

  • 入眠時間と起床時間を一定にする
  • 朝起きたら朝日を浴びる

この二点を徹底し、自分自身の生活リズムをしっかり守るようにしましょう。

【原因3】過度なストレス

ストレスは睡眠に大きな影響を及ぼします。なぜなら、強いストレスを受けると脳はさまざまな事を考えます。そのため興奮ホルモンであるノルアドレナリンやドーパミンが分泌されやすく、覚醒状態が続きます。

結果として覚醒状態にあるため眠れなかったり、眠りについたとしても質の高い睡眠が取れずに次の日に体のだるさや重さを感じてしまいやすくなります。

この過度なストレスが続くと「うつ病」や「自律神経失調症」などの原因になってしまうため、心身共に体を休める意味でも、会社を休んで長時間の睡眠を取ることで解消される場合があります。寝付けないからと言って寝酒をするのは逆効果になるので、絶対にやめましょう。

【原因4】病気

体のだるさを感じてしまうのは「食生活の乱れ」や「生活リズムの乱れ」「過度なストレス」だけではありません。何らかの病気が原因で朝に体がだるいと感じる可能性もあります。

しかし、ほとんどの病気は、先程ご紹介したとおり、発熱や頭痛、吐き気、めまいなどの症状を伴ったり、だるさが朝だけではなく1日中、または毎日続いたりします。また、体のだるさがひどくて耐え難い場合なども病気が原因かもしれません。このように少しでも異常を感じたら、自分自身で「これは大丈夫」と判断するのではなく、医療機関を受診するようにしましょう。

では、一体どのような病気が朝に体のだるさをもたらす原因となりうるのでしょうか。ここでは朝に体のだるさを感じる主な病気をご紹介いたします。

低血圧・低体温

よく「私低血圧だから、朝が弱いんだよね…」と言う人がいると思います。低血圧であるということは、それだけ血液を体内に送る力が弱いということです。そのため低血圧の人は血行が悪くなりやすく、冷え症などにより、体温が一般平均体温よりも低くなります。

そのため低血圧の人は低体温になりやすく、さらには一般の人よりも起床時に交感神経が作用しにくくなるため、朝にだるさを感じやすくなってしまいます。

また、低体温であるが故に、起床時に代謝がなかなか上がらず体内でエネルギーが生まれにくくなります。それにより、起床してから活力が湧かず、体がだるく感じてしまいやすくなるのです。

低血圧や低体温になってしまう根本的な原因は運動不足や不規則な生活リズムや食生活などが挙げられます。また、次のような対策を取ることで改善が期待できますので、ぜひ試してみてください。

チラミンを含む食材を取る(ヨーグルト、チーズなど)


チラミンには血管を収縮させる作用があり、血液を収縮によってより血圧を上げる効果が期待できる。

適度な運動


筋肉を動かし収縮させること、また筋力をアップさせることによって体内の血液を循環させる力をつける。

規則正しい生活


不規則な生活により自律神経が乱れてしまうのを防ぐ。

朝食をきちんと取る


朝に食欲が湧かないことから、栄養バランスが乱れやすいため、しっかりと朝食を取るように心がける。



精神疾患

「うつ病」や「自律神経失調症」を患うと、「早く目覚めてしまった」「なかなか寝付けない」はたまた「寝すぎてしまう」など、さまざまな睡眠障害を誘発してしまいます。結果として睡眠不足になってしまったり、寝すぎて逆に体がだるくなってしまったり、質の良い睡眠を取りにくい状態になってしまいます。

最近では、普段は健康な人であっても1ヶ月にある一定期間だけ体のだるさが取れずに、長時間寝続けてしまったりする「非定型うつ病」というものも話題となっています。

このような精神疾患の疑いがある場合には、長時間の睡眠を取ったり、さらに「何もしない」ことが特に重要です。また、ただ寝るだけではなく、体をリラックスさせたり、「何もしていない」自分を認めてあげるなど、精神の安定を図りながら質の高い睡眠をいかに取るかが重要です。

更年期障害

更年期障害は、女性は40代後半〜50代前半、男性は45歳〜50代前後の時期に現れるさまざまな障害のことです。だるさや肩こり、動悸、疲れやすいなど、さまざまな障害が現れます。

その一つの原因が「筋力低下」と「ホルモンバランスの変化」です。筋力低下により、体中の血行が悪くなり、それが原因で朝になると体がだるい、特に足がだるいと感じてしまう方が多いようです。

また、女性の場合には更年期に女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が少なくなるため、自律神経が乱れてきます。自律神経と睡眠には密接な関わりがあり、朝スッキリと目覚めるためには、副交感神経が優位な状態から、早く交感神経が優位な状態になり、覚醒する必要があります。

その自律神経が乱れてしまうため、その切替が上手くいかずに、朝にだるいと感じてしまうのです。このような、加齢による更年期障害により、朝から体がだるいと感じてしまいやすい方も多いようです。

糖尿病


糖尿病は非常に症状がわかりづらい病気として知られています。その中で1つ大きな症状として挙げられるのが「体のだるさ」です。特に朝や起床時に体がだるくてしかたがない状態が続いている場合には、糖尿病を疑った方がいいかもしれません。

糖尿病はいわゆる糖質の取り過ぎによって、血糖値が異常に上昇する状態を続けた場合に起こる病気です。通常は食事をすると血糖値が上がり、インスリンが分泌されることにより血糖値が下がります。

しかし血糖値の異常な上昇を繰り返していると、次第にインスリンによって血糖値を下げる働きが弱くなり、血糖値が下がりにくい状態になってしまいます。

人間は血糖値が上がった状態では「体のだるさ」を感じるように出来ているため、糖尿病の人は常に体のだるさを感じるようになってしまいます。また、体がだるいだけではなく、糖尿病には「喉が乾きやすい」「食べても痩せる」「トイレが近い」などの症状もあります。

規則正しい生活リズムや食生活を送っているにもかかわらず朝方にだるくてしかたがない、また食べても食べても痩せてしまうという症状がある人は、一度医療機関を受診してみたほうが良いかもしれません。

まとめ

ご紹介したように、朝からの体のだるさは「食生活の乱れ」「生活リズムの乱れ」が原因で起こるだけではなく、糖尿病や更年期障害など重大な病気のサインである可能性もあります。

まだここでご紹介した以外にも体のだるさを伴う病気はたくさんあります。このような病気の可能性をしっかりと見極めながら、もし病気かなと感じたらすぐに医療機関を受診するようにしましょう。

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